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子どもの睡眠について

子供の時の睡眠を覚えていますか?

皆さんは子どもの頃の睡眠を覚えているでしょうか。

僕はもう忘れてしまいました。覚えてるのはなぜか金縛りにあった日とかです笑

読んでくださっている方の環境のことはわかりませんが、友人の子どもや孫、身内の子どもなどの睡眠の状態をみたことありますでしょうか。私の場合は姪(~2 歳ぐらい)の睡眠を見たことがあるのですが、その時とても不思議だったことがあります。

姪っ子の睡眠で気になったことは

  • 寝る前には頬が赤らみ
  • 寝る時は一瞬で眠り
  • 寝ていたかと思えばいきなり起きて泣く

とても不思議ですよね

私たち自身の睡眠とは少し異なりますね。一定時間眠り、睡眠の時間もある程度固定され、夜中に突然起きることはそうありません

一体なぜなのでしょうか

本記事では子どもの成長とその睡眠について調べてみたのでお子さんの育て方や睡眠について悩みを持つ方にとって意味のある記事を書く事にします!

子どもの成長の段階

エリクソンという心理学者の先生が提唱した「心理社会的発達理論」によると人生は 8 つの段階に分けられるそうです

  • 乳児期 (0 歳 ~ 1 歳半)
  • 幼児前期 (1 歳半 ~ 3 歳)
  • 遊戯期 (3 歳 ~ 5 歳)
  • 学童期 (5 歳 ~ 12 歳)
  • 青年期 (12 歳 ~ 18 歳)
  • それ以降は今回対象ではないので割愛

それぞれの時期で特徴や周囲との関係性などの違いがあるそうです。

エリク・H・エリクソン

多くの社会にとって、青年期ぐらいまでが子どもとして扱われるのではないでしょうか。

エリクソン氏の提唱した心理社会的発達理論は人生における変化を分類したものですが、脳について考えてみると生まれてから約 18 年をかけて機能が成熟していて、青年期が終わる頃には大人としての自覚も芽生え始めているのではないでしょうか。

私の場合は高校卒業から数年ぐらいで大人としての自覚が出てきたと思います。大学前半ぐらいまでは学生気分が抜けなかったですが、大学の後半ぐらいからはいよいよ大人としての振る舞いをしていかなければならなくなったという感覚がありました。

脳は子どもの年齢に合わせて成長する部分が異なると考えられているみたいですが、以下はその例です。

0~5 歳

  • 体の脳(脳幹・間脳・小脳)
  • 起きる、寝る、食べる、体を動かす

生まれてからまもない間は生きていくのに最低限必要な機能が主に発達していきます。赤ちゃんがなんでも口に入れようとするのは「食べる」脳が発達しきますが、何を食べるか、どうやって食べるかはまだ発達していないから起きているのですね。

体の脳は五感の刺激から得るみたいなので、この時期に勉強・遊び・語らいなどの刺激を与えると良いみたいです!!

よくテレビや雑誌で取り上げられるママは、この時期に子どもに体を使ったいろいろなことを体験させていることが多いですね。「何も特別なことはさせていません」とは言っておいて、しっかり頭と体を使ったアクティビティや体験をさせていることにとても感心させられます。

1~18 歳

  • おりこうさん脳(大脳新皮質)
  • 言葉、微細運動、知識、スポーツ
  • 勉強やスポーツの能力に関係してくる

青年期が終わるまでの間におりこうさん脳と呼ばれる大脳新皮質が成長するみたいです。私自身よくわかっていないですが、言語機能や論理的な思考など、人間が人間であるが由縁の思考を巡らせ成長していける事に深く関わっているとされている部分の成長をします

からだの脳の成長時点でも様々な体験をさせるのが良いと書きましたが、青年期に近づくにつれて、より深い思考が必要になったり、より高度な活動のサポートをするのが良いのではないでしょうか

10 歳以降

  • こころの脳(主に前頭前野)
  • 感情、思考、判断

最後にこころの脳です。この時期に最も人間らしい感情や葛藤、社会的行動ができるように成長していく時期です。

小学生後半ぐらいからですね。

ここまで年齢別に脳の成長の様子を見てきましたが、体、心、そして大人へ成長していくことがわかりました。

【参考】 子どもが幸せになる「正しい睡眠」

子どもの睡眠時間

子どもの睡眠の量について

親世代の方は子どもの睡眠の時間の長さと時間帯がどう変わっていくのかは気になるところだと思います。

小学生から 29 歳までの睡眠時間のデータですが平成 23 年に総務省により調査された結果は以下の表のようになっていました

平成 23 年(2011 年)起床就寝睡眠時間
小学生(10 歳以上)6:3821:578:41
中学生6:4122:557:46
高校生6:3623:426:54
20 ~ 24 歳7:560:317:25
25 ~ 29 歳7:170:077:10

(出典)総務省「社会生活基本調査」

睡眠時間量
睡眠時間量
総務省「社会生活基本調査」から算出

小中高生は起床時間が 7 時よりも早く、大人と比べると早く起きます。そしてのその分就寝の時間は大人よりも少し早いです。

特に小学生は就寝時間が予科の年代よりも早く結果的に睡眠時間も最も多い時間となっています。最近の子どもは就寝時間が遅くなってきているという議論もありますが、それについてはまた記事を書こうと思います。

ちなみに小学生以前の睡眠時間は 日本の乳幼児の睡眠状況~国際比較調査の結果から~(2009) によると以下の表のようにまとめることができます。(ただし国際的な調査のため日本だけではない事に注意)

年齢睡眠時間
生後 3 ~ 5 か月14 時間
1 歳13 時間
2 ~ 3 歳12 時間
3 ~ 5 歳11 時間
5 ~ 9 歳10.5 時間

生まれてから高校を卒業するまで少しずつ睡眠時間が短くなっていますね。

いわゆる赤ちゃん(0 ~ 1 歳ぐらいのイメージ)は 1 日の半分以上は睡眠している計算になりますね。夜泣きや昼間に泣いていたり遊んでいたりするイメージが強いですが、寝てる時間もかなりの多さです。

まとめ

本記事では子どもの睡眠について脳の成長や睡眠時間に着目しながら書いてみました。客観的な事実を数値としてみるだけでも自分の子どもの成長と照らし合わせることができたのではないでしょうか。もしくはこれからそういう成長をするのかということがわかったかもしれません。

私自身も小さい頃は起床時間や睡眠時間が早く、今になってみんなもそうだったのかと知ることができました。1つだけ思うのは小さい頃にどれだけ知らないことや興味のある事にのめり込める環境があるかが重要だったなと思います。小さい頃にハマったことはその後の人生に深く入り込んできますし、東大に入学した息子を持つママの記事をたまに見かけますが、そういう家庭の育て方として子どもの興味を最大限に引き出してサポートするということが書かれています。

ぜひ、息子さん娘さんの興味を引き出して、最大限のサポートをすることができるように家庭を築き上げていくようにしてみてはいかがでしょうか。

【参考】

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